家づくりに必要な最低限の現金はいくら?

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”プランをたててから行動する人”もいれば、”プランをたてずに行動する人”もいます。どちらが正しいとは言えませんが、とかく社会的に成功した人はプランをたてて行動することを推奨していたりします。

私も夫も”プランをたてずに行動する人”であり、「思い立ったら吉日」が我が家の座右の銘となっています。今回の家づくりも「家が欲しい」と思って着手し、頭金の準備はもちろん、どこに住むかさえも決まっていませんでした。

今回は「頭金」を”家づくりのために貯めておく資金”と定義して、家を建てるためには頭金が最低いくらほど必要か検証してみました。

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頭金を用意しても最終支払額は意外に変わらない

貯蓄できない人の特徴やできない人の言い訳を考察した結果、貯蓄のコツは「いつまでに・いくら貯めるか」を明確な目標にすることです。「将来のため」や「老後のため」では貯まらない理由は、目的がいまひとつ明確でないからだと考えられます。因みに貯蓄をしている人を対象に”貯蓄する目的”について調査すると、どこの調査結果でも「老後のため」が第1位になります。

”老後のためにできること”とすると、貯蓄などの資産運用だけでなく、”家を建てること”も”老後にかかるであろう支出を減らす”効果があるため、老後のための行動として有効だと考えられます。
※本記事では老後を60~85歳までの25年間とします
 平均寿命 男性:80.79歳 女性:87.05歳(2015年の調査より)。

25年間の賃貸暮らしにかかる家賃(アパートなど)
家賃7万円の場合
 7万円×12ヶ月×25年=2,100万円
家賃10万円の場合
 10万円×12ヶ月×25年=3,000万円

建物の平均購入価格(全国)は2,500~3,000万円と言われています。35歳からずっと賃貸暮らしをしている場合、85歳になるまで払い続けたら4,800万円以上(家賃8万円/月の場合)になり、家を買える金額を大きく上回ることになります。

賃貸住宅を利用するメリットはあるため、賃貸住宅を利用し続けることは間違いではありません。しかし次の点に注意が必要です。

賃貸住宅を利用し続けるデメリット
● 家賃をどんなに払っても自分の資産にならない
● 高齢者になると賃貸住宅を借りられない
● 高齢者になると賃貸契約を更新できない

もちろんこのような状態になってからローンを組んでマイホームを買おうと思っても難しいです。

家を買うときに意識するのが”頭金”です。頭金は600万円ほど用意しておくのが一般的(平均的)です。一般的に頭金とは”家を買うために貯めておいたお金”であり、頭金が貯まったら住宅展示場に行くなど家づくりのための行動に移す人が多いです。

家を建てようと思った人は頭金を貯めることから始まります。前述した通りお金を貯めるコツは”いつまでに、いくら貯めるか”を明確にすることです。「いつか建てれれば良いね」と思っていては貯まりません。アパートに住んでいる人は”次回の更新まで”など貯める期間を明確にしましょう。

20~42歳男性サラリーマンの毎月の貯蓄額は7.2万円

もちろん貯蓄をしていない男性もいます。7.2万円という金額は”貯蓄している人”や”貯蓄できる人”の平均額です。仮に7.2万円貯金できるとして、頭金を貯めようとすると次の期間がかかります。

600万円の頭金(平均)を貯めるまでにかかる期間
600万円÷7.2万円=83.3ヶ月(約7年)

ここで知っておきたいのが頭金が何に使われるかです。頭金を600万円用意したとして、そのうち約200万円は諸費用として現金払いが必要な項目に利用されます。残り400~500万円は建物代として住宅ローンの借入額約400万円分を少なくすることができます。

”頭金”あり/なしによる住宅ローン(返済額/返済総額)の変化
3,000万円(頭金0円) … 月々84,700円/約3,560万円
2,600万円(頭金400万円) … 月々73,400円/約3,085万円
 ※返済期間35年、金利1.0%、ボーナス払いなし

頭金を入れれば月々の返済額は少なく、返済総額も一見少なく見えます。しかし建物として見るとどうでしょうか。

”頭金”あり/なしによる住宅代(頭金+住宅ローン返済総額)の変化
頭金なし … 約3,560万円
           ↑
         差 75万円
           ↓
頭金あり … 約3,485万円

これは低金利時代だからこその減少なのですが、600万円貯めるための期間以上の効果があると考えにくいのです(家賃を払っていたならば尚更)。

頭金として必要なのは現金払いが必要な諸費用です(目安:100~200万円、我が家の場合は約125万円)。仮に125万円として、125万円貯めてから家づくりを始めなくても大丈夫です。家づくりを初めてから家を建てて引き渡されるまで約1年~半年かかります。家づくりをしている期間も貯金期間としてカウントすればよいのです。それならいくら貯まったら家づくりを始めたら良いか考えてみましょう(毎月の貯蓄額を7.2万円とします)。

我が家の場合、家づくり期間は10ヶ月
0ヶ月目 … 家づくりを始める
3ヶ月目 … 土地の手付金:12万円
      … 建築会社との契約金:12万円
6ヶ月目 … 土地売買の必要費用(仲介手数料など) :約50万円
10ヶ月目 … 住宅ローンの契約、税金の支払い:約50万円

10ヶ月あると72万円貯められる計算になるので、約50万円を家づくりを始める前に貯めてあれば大丈夫なのです(毎月の貯蓄額が7.2万円の場合)。

約50万円は約7か月で貯まることになり、平均額600万円を貯めることに比べれば12分の1の期間ですむのです。今が低金利の時代と言われており、7年後にはどうなるか分からないのであれば50万円という最低金額のみを意識してみてはどうでしょうか。

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